『0話』という寓話

全てが思い込みだったとしても、
何かひっかかるものがあるとすれば、0話なのだ。
仮にも
1話と2話が、素敵過ぎるメロドラマのような展開だった。
本気のドラマになりえるシュチュエーションで・・・。
もちろん3話もうまいことまとまった。
すでに4話のシナリオまで決まっている、
この恋愛のような遊び事の真実は、
見えないものを見つめる、ちょっとした試練なのかもしれない。
29歳になった君がどんなか、想像してそのような場面にすぐに出くわしてしまう。
40や50歳になっても難しい対応をさらりとスマートに。
だけど、子供らしさを残しながら、
まだ、ほとんど知らないこの人に
成長を感じてしまう。
私の中だけに存在する勝手なドラマはいつまで続くのかな・・・。
0話は、とっても意味深な半年前。
受付にはほとんどいたのに。
もしかしたら、背中合わせに座っていたのに。
写真だって、何枚もとっているのに・・・。
私の中にも、あなたの中にも、存在しなかった日。
そんな事が、あの狭い場所でありえるのか?というくらいの
『すれ違い』
話しを聞いてみれば、一緒に来たお連れの方とは話ししているのに・・・。
半年前に会っていたら、少し状況が違うのは知っている。
だから、今のタイミングなのだと、
そう想いざるを得ない。
本当にあなたは存在したのだろうか?
そう思ってしまうくらいのタイミングのよすぎる
場面。
『粉のように飛び出す』
まさにその一瞬だった。
手がいつまでも離れることなく、
だけど、恋に落ちることなく、
お互いの仮面をいつまでも守り抜くのかな。
私が見えてるものは、
御伽噺となって消えていきそうだ。