意識をつかさどる部分は脳の中に存在しない。

ほとんどの脳科学者は、脳伝達を説明しながら理論をかますけど、

実際には、脳の中には自我や意志、そして意識をつかさどる中心となる場所が確認されていないらしい。

じゃあ、今私たちが考えてることは、どこから来るのか?

そういうのが、目に見えなくて、ぼやーっとしてるから本当は良いのだと思うけど、

科学では、やっぱりその謎を解明しようとするよね。

脳の中に存在しないのだから、外部から魂としてやってきていると、考えた人がいたみたいだ。

 

でも私は、もうずっと前から、体は魂のついた殻だと思ってるし、

ものは作り上げられたとたんに魂が宿るような気もしているんだ。

人間の欲っていうのは、社会が繁栄するためにあるもので、

人間は欲が無くなってしまえば、進化も当然ないし、お金という通貨も、生きる気力さえも生まれないのだろう。

 

人を殻のない魂だと考えて想像すると、すごく面白い世の中になって、それは私たちの見えない世界と同じになる。

ようするに、魂は欲がないんだ。

欲がないから体を持たない。誰もが大切で、誰もが平等で、何も怖くはないんだ。

 

すごく不思議だけど、私たちは、そんなものを恐れたりする。

だけど、本当に恐ろしいものがあるのは、自分の心の中だけだ。

汝の敵を愛せ

汝の敵は汝。