年収900万のアホ男

明け方に最後に声をかけて来た男が、とんだアホ男だった。
自分の自我を年収でしか保てないのは、どうかと思う。
仕事で抱えてるお金の数が何億だろうと私には関係の無いこと。
どんなに高収入だろうが、お金の価値だけで女を誘えないような男はちっさなものだ。
そういう奴はキャバのお姉ちゃんだけで満足していただきたい。
ただ、携帯番号をせがまれて『一期一会』とか言われると、
ちょっと辛かったな。
その言葉は今、心に響きすぎる。
お金とは、とても大切なもので、生きていれば何よりも価値のあるものだ。
ただ、お金でしか自分を語れない人とか、
保たれている自我がそれでしかない人は、それだけだ。
それは地位さへ関係ない。
『仕事に大きいも小さいもないでしょ』
と罵倒してしまった。
みんな、自分を最大限に仕事をしてるはず。
それはお金では語れない。
私は自分の仕事に一生懸命な人が好きだ。
自分の価値を自分自身の中に持ってる人が好きだ。
自分からお金が消えてしまった時に、何ものこらなそうなお金持ちは好きじゃない。
何がなくとも、人は人。
誰かと誰かを比べたりはしない。
人はその人であるべき。
よい教訓だった。