悔やむのは無くなってから

私より生命線の短いあの人が無くなってから
みんなが悔やんだ。
私の生命線ほど短い人はいないと思っていたけど、
それよりも はるかに短い線だった。
あなたと手を合わせた 寒い淋しい部屋は、
追憶の中で静かに思い出と伏せる。
何も後悔はしないようにと
毎日を刻む。
誰かのために何かをしてあげれなくて、
ちゃんと言ってあげれなくて、
後悔しないようにと
全てを尽くしたい。
誰かが急に無くなっても、
私が急に無くなっても
きっと大丈夫だよね。
私の声はみんなに届いているのかな~。
この部屋一人で塗ったなんてすごいね
って10回以上は言った人。
毎回来るたびにそうやって褒めて私をたたえてくれる。
私が『頼れるのは自分しかいない』と決心を固めた日。
必ず塗れるようにと辛抱した日。
あなたの言葉で私は救われる。
頑張った想いは誰かに届く。
誰かのために頑張ったって、『ありがとう』さえ言わない人がいる。
そんなやつ大嫌いだ!!!
私は私のために。
私は感謝できない人とはかかわれないわ。
だって、感謝してもらえると、その人を10倍好きになるもの。
10倍好きな人のために頑張るわ。
今日も明日もあさっても。
私が無くなる前に、全ての想いを。