重い蓋

目を逸らし じっと耐える
その重さに耐える
そんな簡単なことさえ難しい。
重く堅い蓋が必要だ。
手にした欠片の中に輝くものがあるのに、
また散らばっていく
いつも決断は自分でしかなく、
このままでいいと思える瞬間がなかなか無い
もう『また明日』とは言えない。
未来を一緒に展望するのは 架空の世界の中だけで
一定の話ししか出来ないのなら、私が必要ではないはずなのだ。
感じたくはない生暖かい風。吹き付けられ自ら風を引く事はない。
果てしなく求める いっぱい求めてしまう。
たくさんの欲しいもの。
きりが無く、それはまた続くのだ延々。
たまにはいいけど、こんな気分になるなら、
重い蓋という盾をいつも構える。
だけど、誰も、そこへ突き刺してくる人など見たことはない。
しかたないね。
私だもの。